書籍:殿様は明治をどう生きたのか
書籍:殿様は明治をどう生きたのか
ワイン専門店ピノ ノワール店主からおすすめ書籍のご案内。
毎月、数多くの書籍を乱読する私。
タイトルから興味が沸いて購入する場合や趣味から派生して購入する場合。
また、暇潰しに購入する場合と様々です。
そんな乱読人間の私が、ご推薦する書籍は歴史。

幕末から明治は激動であった。
文章では簡単に済ませられるが、当事者は岐路である。
人生は波がある、家系だってそうである。
同じ徳川でも家光と慶喜とでは、まるで違う。
★ 殿様は明治をどう生きたのか
河合敦 著
洋泉社
興味尽きない本でした。
徳川系のお話が多かった。
それ以外の大名をもっと知りたかった。
静岡は徳川家と関係が深い。
慶喜の後、宗家を継いだ家達。
私も数年前に開催された所謂徳川展で初めて名を知りました。
かなり聡明な人物。
賛否はあるが吉宗が創設した御三卿の一つ田安家の当主であった。
そして数えで6歳のとき徳川宗家の16代目に就任。
静岡藩から版籍奉還後静岡の知藩事となった。
しかし各地の知藩事は強制的に東京へ移住。
そして、あの篤姫に教育を受け、海外で学ぶ。
ロンドンでの生活は、かなり楽しかったらしい。
「サーカスやハイドパークの黄昏の散歩に、夜の女の艶めかしいウィンクも
うれしいもので、江戸や静岡では決して味わえない体験だった」と回想。
詳細な逸話を交えた展開は熟読にもってこいである。
その後、家達は貴族院議長を長年勤めた。
海外とも独自のパイプを持ち人柄見識とも群を抜いていたらしい。
この書籍で痛感した事があります。
為政者であった大名は、私財を民などに施していた。
今の政治家が、醜態も気にせず貪欲に懐を潤すのとは違う。
あの時代の方が民の顔が身近だったのだと思う。
本籍は地元でも東京育ちの多い今の為政者。
形だけの地元では、愛情も何もないのだと痛感致しました。
おすすめ度:★★★★☆
一言:一読価値有り!!
最後に一言:人に歴史あり。
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タイトルから興味が沸いて購入する場合や趣味から派生して購入する場合。
また、暇潰しに購入する場合と様々です。
そんな乱読人間の私が、ご推薦する書籍は歴史。

幕末から明治は激動であった。
文章では簡単に済ませられるが、当事者は岐路である。
人生は波がある、家系だってそうである。
同じ徳川でも家光と慶喜とでは、まるで違う。
★ 殿様は明治をどう生きたのか
河合敦 著
洋泉社
興味尽きない本でした。
徳川系のお話が多かった。
それ以外の大名をもっと知りたかった。
静岡は徳川家と関係が深い。
慶喜の後、宗家を継いだ家達。
私も数年前に開催された所謂徳川展で初めて名を知りました。
かなり聡明な人物。
賛否はあるが吉宗が創設した御三卿の一つ田安家の当主であった。
そして数えで6歳のとき徳川宗家の16代目に就任。
静岡藩から版籍奉還後静岡の知藩事となった。
しかし各地の知藩事は強制的に東京へ移住。
そして、あの篤姫に教育を受け、海外で学ぶ。
ロンドンでの生活は、かなり楽しかったらしい。
「サーカスやハイドパークの黄昏の散歩に、夜の女の艶めかしいウィンクも
うれしいもので、江戸や静岡では決して味わえない体験だった」と回想。
詳細な逸話を交えた展開は熟読にもってこいである。
その後、家達は貴族院議長を長年勤めた。
海外とも独自のパイプを持ち人柄見識とも群を抜いていたらしい。
この書籍で痛感した事があります。
為政者であった大名は、私財を民などに施していた。
今の政治家が、醜態も気にせず貪欲に懐を潤すのとは違う。
あの時代の方が民の顔が身近だったのだと思う。
本籍は地元でも東京育ちの多い今の為政者。
形だけの地元では、愛情も何もないのだと痛感致しました。
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最後に一言:人に歴史あり。
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