ブルックナー最後の交響曲。 (焼津 ワイン)
ブルックナー最後の交響曲。

ブルックナーの作品は神秘的である。
しかも長大であり経験を積んだ指揮者でなければブルックナーは響かない。
ある意味、楽器と同じでもある。
ヴァイオリンでもピアノでも最初から綺麗な音は出ない。
開放弦でさえ綺麗な音を出すのは経験がいるのだ。
後期3部作であれば、一楽章だけでベートーヴェンの第5番が
すっぽりと入ってしまうブルックナー。
いかに長大かがわかって頂けたとかと思う。
私はどの作品も愛しているが、未完の第9番は永遠の響きだと思っている。
死の予感と影を感じながらの作曲が、この作品に深みを与えた。
第3楽章のアダージョは、どの作曲家でも届かなかった高みである。
こんな作品ですから音源の宝庫でもある。
名盤中の名盤は老巨匠カール・シューリヒトが指揮した演奏。
これに異論があるブルックナー愛好家はいないと思う。
演奏後、シューリヒトがウィーン・フィルのメンバー一人一人に握手をした
逸話は感動的です。
しかし、今回はムラヴィンスキーの演奏をあえておすすめしたい。
旧ソ連の指揮者。緻密なアンサンブルと迫力ある金管は圧巻。
余分な脂肪を努力で削ぎ落とした異端的なロマン派演奏。
第2楽章のスケルツォは緊張感が伝わる名品だ。
これは、もう音楽ではなく一つの造詣物である。
★ 私が夢中な作曲家 ブルックナー作曲
交響曲第9番 ニ長調 【原典版】
ムラヴィンスキー 指揮
レニングラード・フィル
1980年1月30日 ライブ録音
ブルックナーは煩わしい作曲家でもある。
改訂版の存在である。
ハース版、ノヴァーク版など異論はあれど存在する。
厳密に研究するとブルックナーの改訂した版もある。
私はノヴァーク版が好きですが、これも解釈が分かれる問題である。
一聴きあれ!!

ブルックナーの作品は神秘的である。
しかも長大であり経験を積んだ指揮者でなければブルックナーは響かない。
ある意味、楽器と同じでもある。
ヴァイオリンでもピアノでも最初から綺麗な音は出ない。
開放弦でさえ綺麗な音を出すのは経験がいるのだ。
後期3部作であれば、一楽章だけでベートーヴェンの第5番が
すっぽりと入ってしまうブルックナー。
いかに長大かがわかって頂けたとかと思う。
私はどの作品も愛しているが、未完の第9番は永遠の響きだと思っている。
死の予感と影を感じながらの作曲が、この作品に深みを与えた。
第3楽章のアダージョは、どの作曲家でも届かなかった高みである。
こんな作品ですから音源の宝庫でもある。
名盤中の名盤は老巨匠カール・シューリヒトが指揮した演奏。
これに異論があるブルックナー愛好家はいないと思う。
演奏後、シューリヒトがウィーン・フィルのメンバー一人一人に握手をした
逸話は感動的です。
しかし、今回はムラヴィンスキーの演奏をあえておすすめしたい。
旧ソ連の指揮者。緻密なアンサンブルと迫力ある金管は圧巻。
余分な脂肪を努力で削ぎ落とした異端的なロマン派演奏。
第2楽章のスケルツォは緊張感が伝わる名品だ。
これは、もう音楽ではなく一つの造詣物である。
★ 私が夢中な作曲家 ブルックナー作曲
交響曲第9番 ニ長調 【原典版】
ムラヴィンスキー 指揮
レニングラード・フィル
1980年1月30日 ライブ録音
ブルックナーは煩わしい作曲家でもある。
改訂版の存在である。
ハース版、ノヴァーク版など異論はあれど存在する。
厳密に研究するとブルックナーの改訂した版もある。
私はノヴァーク版が好きですが、これも解釈が分かれる問題である。
一聴きあれ!!
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