■ モーツァルト レクイエム (静岡 ワイン)
最後の作品番号。
ケッヘル626。もうお判りですね。
モーツァルトの最後の作品。途中までの作曲ですがこれが最後となる。
死に直面したモーツァルトの孤高の芸術。
さすが、ケッヘルも後半となると幼稚さは消え切実な響きとなる。
この作品は金字塔のベームからワルター、そしてバーンスタイン、今年の1月に死去したアバドなどたくさんの録音が存在します。
バイロイト祝祭管弦楽団を指揮した裁判年のアバドはピリオド的なアプローチで新境地を展開したが、
いまいち、心に響かなかった。
私のおすすめはやはりベームの指揮だ。
最初の木管楽器の響きからして鳥肌が立つ。
何度、いや何前回聞いても身震い収まらないレクイエム。
モーツァルトの絶筆以降、弟子のジュースマイアーが完成させた所謂、ジュースマイアー。
様々な意見があるが、これが私にとって一番居心地がいい。
三大レクイエムの一角として燦然と輝く作品。
ですが他の2曲のレクイエムとはまた違う。
それは死を覚悟した天才モーツァルトの作品だからだろう。
ここでおすすめ音源を言わねばならぬだろう。

★ 私の身近な作曲家モーツァルト
レクイエム ケッヘル626
カール・ベーム指揮
手兵ウィーン・フィル
マティス ソプラノ
ハマリ アルト
オフマン テノール
リッダーブッシュ バス
一聴きあれ!!
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