■ R・シュトラウスとポンソの共鳴する世界(藤枝 ワイン)
ワイン専門店ピノ ノワールから素晴らしきマリアージュをご紹介。

リヒャルト・シュトラウス(1864~1949)ドイツの作曲家・指揮者。
今日でも人気のある作曲家です。
数々の交響詩、そしてオペラ「薔薇の騎士」等その音楽はエレガントで「音符」を絵の具変わりに、
まさに【音の画家】。
その色彩を堪能できるのが素晴らしい交響詩である。
その中でも「死と変容」は、私が好きな作品で彼自身の病状体験から生まれた傑作。
この作品には、ポンソの古酒しかないだろう。
98ジュヴレ・シャンベルタンを味わいながら交響詩に浸る。
体験した者だけに許される貴重な醍醐味は、生涯忘れられないと思います。
レンガ色の色調と妖艶な芳香が、切ない旋律と共に心に染みる。
一瞬だから輝く「生」への執着、常在する「不安」、そして誰もにある「青春」など約30分の、
言うなれば短編音楽小説。
そして、ブルゴーニュのテロワールを素直に味わえるポンソ。
98年らしい柔らかい味わいが、作品と寄り添う不思議な体験。
早くから十分に楽しめるポンソですが、熟成により雄弁に語りだすかわいらしさも持ち合わせている。
それにしても交響詩は、
ベルリオーズの幻想交響曲から、リストにより確立されR・シュトラウスが更に発展させた夢の世界。
生粋のドイツ人が、フランス人作曲家顔負けの繊細で写実的な作品を創作したのには驚きの二文字。
(シュトラウスは、その音楽スタイルを思春期の古典~衝撃的なサロメ(前衛)~古典とスタイルを
変貌させています。)
同時代のストラヴィンスキーも作風を見事に変え偉大な作曲家。
☆死と変容
ヘルベルト・フォン・カラヤン 指揮
ベルリン・フィル
1973年録音
1970年代のカラヤンの録音。
映像や録音を鑑賞するとベルリン・フィル前任指揮者フルトヴェングラーが亡くなり、
その存在に怯える事(芸術的、立場的)が無くなり自信、輝きを持った指揮者となっています。
☆ 98 ジュヴレ・シャンベルタン キュヴェ・ド・ラベイユ
ポンソ
販売価格 \11725(税込)
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