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ベートーヴェンとバローロ

ベートーヴェンとバローロ

当店ではワインのある生活だからこそクラシック音楽をご紹介。

バローロ

ワインにも味わいの調性がある。
南イタリアのアリアーニコを飲んでこれは穏やかなヘ長調だな。
カヴァを頂いて春めいていてト長調だな。とか。
今回のバローロは変ロ長調である。

★ 2010 バローロ デル コムーネ ディ セッラルンガ・ダルバ
  スキアヴェンツァ

内公的で人見知りのバローロも多く存在する。
しかしスキアヴェンツァのバローロはわかりやすい。
男性的と例えられるセッラルンガのバローロ。
明るく軽やかな変ロ長調的でもある。

その特徴であるスミレなどの花、奥底からクワの実。
各要素が複雑に絡み、脱帽である。
甘苦的果実味に滋味豊かな味わい。
当店でのバローロ看板商品としても活躍。

ベートーヴェンの変ロ長調代表格は第6番の第2楽章である。

所謂、田園。

スキアヴェンツァのバローロにいい。
1人の都会人が、田舎を散歩。
頭の中は、草花の香りと小川のせせらぎ。
またフルトヴェングラーの演奏だととても男性的でもある。

★ ベートーヴェン 交響曲第6番 
  フルトヴェングラー指揮
  ベルリン・フィル
  1947年5月25日 
  ベルリン ティタニア・パラストでのライブ録音

ワインを芸術作品と捉えるのならバローロは傑作の一つであろう。
そして音楽の中でも格調高いクラシック音楽。
両者を心底から愛する私。
そんな私から、これは是非体験して下さい、と言いたい。





 
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ブラームスでシャンパーニュ。

ブラームスでシャンパーニュ。

当店ではワインのある生活だからクラシック音楽をご紹介。

シャンパーニュ

ブラームスにシャンパーニュ最高の一時でしょ。

私は彼の管弦楽曲は大好物である。

ハイドンの主題による変奏曲。大学祝典序曲等々。

そして悲劇的序曲はその中でもよだれ的大好物である。

大学祝典序曲と同時に作曲された作品。

時間も15分位とコンパクト。

禁欲的作品でブラームスの真髄に触れられる。

☆ ブラームス作曲
  悲劇的序曲

  トスカニーニ指揮
  NBC交響楽団
  1953年11月22日

イタリア人のトスカニーニはドイツ物も得意。

端正に仕上げ幅の広いレパートリーは現在の指揮者に影響を与えた。

☆ ランスタン ブリュット
  タナザック

やはり悲劇的序曲には華やかなタナザックが最高。

この造り手の泡物を飲んで魅了されない人はいないだろう。

タナザックの豊かな経験とブドウのポテンシャルの成せる技。

大技を狙わない繊細なアプローチが評価される一要因かな。

マリアージュ度:★★★★★
一言:ベートーヴェンごめん。





おすすめシャンパーニュ

おすすめシャンパーニュ

ワイン専門店ピノ ノワールからおすすめの1本

カザル

穏やかな日差し。

本日は晴天で気持ちがいい。

洗濯日和であるし布団を干してもいい。

バス釣りだって登山でもいいだろう。

しかし、日中からシャンパーニュを頂く、これも贅沢。

当店から爽やかな秀品をご紹介。

☆ NV カルト・オール GC
  クロード・カザル

大手メゾンにブドウを供給してきた。

優良シャルドネ産地のル・メニル・シュル・オジェとオジェからブラン ド ブラン。

東向きの傾斜のきつい畑が連なる。

きめ細かな気泡。

ライムの皮、青リンゴ、火打ち石、ミネラル感。

ボリュームもあるしフレッシュさもあり爽重感が特徴。

腰を据えて味わいたい秀品である。

おすすめ度:★★★★★
一言:母の日のプレゼントでもいいですね!!





ベートーヴェンの第5番。

ベートーヴェンの第5番。

ワイン専門店ピノ ノワールからクラシック音楽をご紹介。

ミュンシュ


全く、指揮者とオケが変わればこうも違うのか。

何がってベートーヴェンの第5番です。

シャルル・ミュンシュ。

ドイツ系指揮者。

熱き男である。

彼の指揮したベルリオーズの幻想交響曲。

聴いてみて!!

オケはボストン交響楽団。

ヨーロッパから戦火を逃れアメリカへ渡った指揮者は多い。

ワルターやトスカニーニ、オーマンディなどなど。

彼らが飴とムチで鍛え上げた。

ワルターは人徳者、トスカニーニは独裁者的である。

ですからオケも鍛え上げ独自のサウンドを持つまでになった。

特にクリーヴランドは美しい音色で聴衆を魅了した。

ボストンは金管楽器に重点が置かれ故に鳴り響く。

時に粗く私好みではあまりない。

☆ ベートーヴェン 交響曲第5番 ハ短調
  シャルル・ミュンシュ 指揮
  ボストン交響楽団
  1960年5月22日
  日比谷公会堂

興味ある演奏である。

アメリカ的演奏で、何だかポップス調なベートーヴェン。

開放的に野外で聴きたい。

サンドウィッチ片手にベートーヴェンもいいのかもしれない。

一聴きあれ!!






クラシック音楽とワインを気軽に語る。

クラシック音楽とワインを気軽に語る。

ワイン専門店ピノ ノワール店主は耳も口も贅沢である。

耳と心でクラシック音楽を・・・。

口と身体でワインを・・・。

ソモンターノ

何か雰囲気を味わいたい時。

ブラームス交響曲第3番の第3楽章。

チャイコフスキーの弦楽セレナーデ。

リヒャルト・シュトラウスの4つの最後の歌。

マーラーのさすらう若者の歌。

ベートーヴェンの第7番の第2楽章。

音楽は時に人を鼓舞し時に人を癒す。

さてさてワインも人にあらゆる感情を与える。

これは気持ちが溌剌とした1本である。

☆ スエニョス デ オベルゴ
  スペイン
  シャルドネ

スペインの注目産地ソモンターノ。

ピレネー山脈の麓。石灰岩の土壌を主に白ワインがいい感性である。

飲み応えあり爽やかさありと長所が多い。

短所ばかりの私からみると羨ましいワインである。

ハーブ、レモンの皮、ミネラルのニュアンス。

心地いい時間を過ごせる秀品である。

おすすめ度:★★★★☆



ベートーヴェンとピノ グリージョ

ベートーヴェンとピノ グリージョ

ワイン専門店ピノ ノワール流ワインの楽しみ方。

それはワインとクラシック音楽。

ねえねえ、素敵でしょ?

 藤枝

ベートーヴェンの第5番。

これほど、夢中にさせてくれる交響曲なはい。

コンサートでもCDでも、それは変わらない。

第1楽章は数分と短く内容は濃い。

単純な動機が繰り返され、それが全体を構成する。

苦悩とか例えられる。

えっ、苦悩なの・・・。

私には揺ぎない自信に感じる。

ですから、聴き手は鼓舞される。

どんな指揮者でも熱演をする稀は作品でもある。

どこか深みの足りないアバドもさすがに力が入る。

これだ!!【クリック】

そんな時は高品質な白を頂きたい。

北イタリア、トレンティーノ・アルト・アディジェの白。

地理的に素晴らしく美しい酸を持つ。

綺麗な酸を保持しつつ流暢に語るワインだ。

☆ 2009 ピノ グリージョ
  アバッツィア・ディ・ノヴァチェッラ

アルト・アディジェ地方
イタリアの白を代表する産地である。
ドイツ語圏でありドイツ系音楽作品に合う。
私的にはベートーヴェンやブラームス。
そしてヒンデミットにもいい。

濃い黄金色がかったイエロー。
この産地にしては珍しく濃密な果実味。
酸の支配も隅々まで行き届いている。
常に上品さを失わないピノ グリージョらしい秀品である。

また、南のトレンティーノのピノ グリージョもいいですよ!!

総合評価:ブラボー!!



トロヴァトーレとコンドリュー

トロヴァトーレとコンドリュー

ワイン専門店ピノ ノワール流ワインの楽しみ方。

それはオペラとワイン。

究極でしょ!!

静岡県 ワイン専門店

ヴェルディのオペラ「イル・トロヴァトーレ」。

やはりオペラはイタリアが華でありその中でヴェルディは頂点に君臨する。

今までに数々の作曲家が数万のオペラを作曲したが水泡に帰した。

その生存率は0.005%以下と言われる。

2014年のザルツブルク音楽祭。

ダニエレ・ガッティ指揮。

ネトレプコがレオノーラ。

そして、既に伝説化しているドミンゴがルーナ伯爵。

もう、70歳を越えているのに凄い。ブラボー!!

ドミンゴは以前にカラヤンでマンリーコを演じている。

ですから処刑する側とされる立場とわかっており面白い。

それにしても演出が奇抜で時空の錯覚を起こす。

演出は、アルヴィス・ヘルマニス。

しかしガッティにはヘアハイムがいい。

以前にパルジファルで絶賛された組み合わせである。

さてさて、鑑賞しながらのコンドリュー。

高貴品種ヴィオニエで楽しむ。

私的最高感激マリアージュとでも言うべきか。

☆ 2012 コンドリュー ラ ギャロピン
  ドゥラス フレール

コンドリューはリュー・ディの見極めが大切。

それはブルゴーニュに共通している。

ジュヴレ・シャンベルタンを楽しむときのように・・・。

ヴェラン、サン-シール-シュール-ローヌとシャヴァネイから成る。

ヴィオニエは若いうちでも熟成させても素晴らしい品種。

しかし私的には若飲みが好きである。

デリケートな香りは心地いいものである。

総合評価:★★★★★
一言:天国じゃぁぁ~




ショスタコーヴィチの交響曲第5番

ショスタコーヴィチの交響曲第5番。

当店ではワインのある生活だからこそクラシック音楽をご紹介。

 焼津 ワイン

芸術。

最高傑作といいたくなる作品は多い。

旧ソ連の偉大な作曲家ショスタコービッチ。

彼の作品群は権力に対峙、権力に迎合したものと様々。

しかし、迎合しているかに見え実はとぼけている・・・。

権力に屈したように見えた第5番だってそうである。

当時トルストイなど一流の作家も絶賛。

作曲家生命を奪われそうになっても彼は不死鳥であった。

私は第1楽章に重点を置き鑑賞する。

体制の犠牲になった人々の叫び。

抑圧された人々の気持ち。

そして社会に蔓延した緊張感が聴こえる。

友人であっても親子でも、密告されかねない不安が・・・。

初演は1937年10月21日。

私の好きなムラヴィンスキーの指揮。

そして、彼の手兵レニングラード・フィル。

後年ショスタコーヴィチはムラヴィンスキーの指揮を評価しないと語った。

しかし、彼が指揮したから素晴らしい出来であったのは言うまでもない。

初演時の録音は存在しない。

ですから後年のライブ録音から。

ムラヴィンスキーの貴重なライブ録音をご紹介。

1984年4月4日のライブです。

う~ん、最高!!




カヴァにカバ

カヴァにカバ

ワイン専門店ピノ ノワールからおすすめの1本。

静岡県藤枝市

何だか雨が続く日は飲みやすい泡物を頂きたくなる。

カヴァでカバ・・・。

カバでカヴァ・・・。

「ピノさんしっかりして!!」

「いいんです。カヴァでカバ!!」

寝言でもカヴァにカバ!!

独り言でもカヴァでカバ!!

トイレでふんばりながらカヴァでカバ!!

失礼。

美女にカヴァっ!!

えっ

ピ・ノ・さ・ん。

と長い長い前置きは終了。

これで、気持ちも温かくなりましたね。

CAVA Hippo キュヴェ・ウエノ・M44 NV

【セパージュ】

チャレッロ 35%
マカベオ 35%
パレリャーダ 30%

とても飲みやすい、ですから手頃な価格との相乗効果で人気。

青リンゴ、ハーブにトーストのニュアンス。

癒し系な口当たり、丸みを感じる果実味に程よく酸味。

後味にほんのり甘味を伴いキュートな仕上がり。

おすすめ度:★★★★☆
最後に一言:もうわかってるくせに~。
私は、あ・ま・の・じゃく・・・。





クラシック音楽を聴け!!

クラシック音楽を聴け!!

昨日に続き自称上品な私らしくない言葉。

しかし、聴いて下さい以上を表現したい・・・。

gakufu

私のクラシック音楽熱は熱い。

青春期の情熱とはいかないまでも・・・。

長年愛している作曲家。

長年、涙腺を緩められる作曲家。

それが、アントン・ブルックナーである。

彼のシンフォニーはまさに神の域。

神聖であり芸術の頂点。

後期ロマン派に位置しながら独自の心境。

これは生い立ちやら独り身であったりと複雑に加味する。

ワインと同じで複雑なテロワールなのである。

往年のブルックナー演奏がいい。

カール・シューリヒトのブルックナー、神業である。

無垢なワルターの演奏も好きだ。

近年はティーレマン。

不器用な指揮者ながら注目される人物である。

ブルックナーの第4番。

383小節の一発には恐れ入る。

前小節の静寂からの・・・。

無からの・・・。

これがブルックナーの世界である。

興味のある方は【クリック】

この演奏はミュンヘン・フィル。

さすが、チェリビダッケが鍛え抜いただけはある。

最高だ!!










1歩二歩高級ワインは当店で!!
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   【店舗ご紹介】

ピノ ノワール店主

Author:ピノ ノワール店主
静岡県藤枝市
ワイン専門店ピノ ノワール店主。
(社)日本ソムリエ協会認定ソムリエ。
ワインとクラシック音楽に生涯をかけています。
近隣の焼津市、島田市、静岡市、浜松市や相良、御前崎からもご来店。
バッハからストラヴィンスキーまで幅広くクラシック音楽を溺愛。
自らもヴァイオリンを弾き人生に華を添えています。
そんな超個性豊かな店主ですが宜しくお願い致します。
銘器ヴィヨームと私
私がベートーヴェンのスプリング・ソナタを弾いている写真。(1991年)
1850年製の銘器 ニコラ・ヴィヨーム。
当店のHPは以下をクリックhttp://www.p-noir.com/

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【歴史】
創業明治37年
酒造業から酒類問屋を経て新たにワイン専門店としてがんばっております。
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【会社情報】
ワイン専門店ピノ ノワール
(株)杉井隆治商店
創業明治37年
会社設立43年
平日:11:00~20:00
祝日:11:00~19:30
定休日:水曜
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