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アルト・ラプソディとシャンボール・ミュジニイ

アルト・ラプソディとシャンボール・ミュジニイ

 シャンボール


ワイン専門店ピノ ノワール人気企画。

ピノさんとC氏の対談記。

ピノさん:ワイン専門店ピノ ノワール店主。ワインとクラシック音楽を偏愛。
C氏:ワイン専門店ピノ ノワールの熱血常連さん、何でも興味津々な方。

それでは、対談をお楽しみ下さいませ。

C氏:ピノさん、ブラームスが好きですね。

ピノさん:そうです。

C氏:この頃聴いている作品は?

ピノさん:アルト・ラプソディです。

ピノさん:罪深い1人の男がかすかな救いを求める。

ピノさん:ゲーテの「冬のハルツの旅」から得た作品です。

C氏:それは難しそうですね。

ピノさん:時間も短いしブラームス節が楽しめますよ。
あの大曲レクイエム後の作品、ですから雰囲気は似ています。

ピノさん:現代版に置き換えたらいいですよ。

C氏:どう言う事ですか?

ピノさん:会社の上司に説教され部下の成績も気にする。
結果、中央から地方の支店へ飛ばされる。しかも閑職。
たまに、自宅に帰ると奥さんが動物園のライオンに見える。
まだ、ライオンに喰われないだけ良し。
娘、息子も関係なし、かわいがっていた犬も吼えてくる。
そうだ、愛カメはと、蓋を開けたら冬眠中・・・・・。
しかも家のローンとギャンブルで大負け。

こんな1人の男が、竪琴の響きで救われる。

C氏:何だか過激ですね。

ピノさん:たまに自宅に帰ったら知らない男性がパジャマ姿でいた。

C氏:それは怖いですね。

ピノさん:しかもライオンの刺繍がしてあった。

C氏:タカトシのタカかっ!!

ピノさん:ふ~ん。

ピノさん:2014年ルツェルン音楽祭のライブ録音がいいですよ。

ピノさん:アルトはサラ・ミンガルト、指揮はネルソンス。

C氏:ワインはどんなものがいいですか?

ピノさん:やはりブルゴーニュがいいです。

C氏:わかる気がします。

ピノさん:アミオ・セルヴェルのシャンボール・ミュジニイがよろしいかと。

C氏:今、人気のドメーヌですね。

ピノさん:同村らしいエレガントさと凝縮感。これが魅力です。

ピノさん:この生産者は樽の使い方が上手。
しかもテロワールも表現されており、匠の1人です。

C氏:女性に人気のシャンボール・ミュジニイですからいいかも。

ピノさん:そうです、男性にも受ける味わいです。

ピノさん:同村は石灰岩が主体で亀裂が無数に入っている。
ですからブドウの根はその亀裂に深く入り込みます。
ですから美しいミネラル感と最上のフィネスを感じます。
玉石混淆的なジュヴレ・シャンベルタンと比べて安心したワインが多い。

C氏:勉強になりました。

ピノさん:一言いいですか?

C氏:いいですよ。

ピノさん (情熱的に)ワインとクラシック音楽のマリアージュ最高。

ピノさん:ハッハッハ

★ 2009 シャンボール・ミュジニイ
  ドメーヌ アミオ・セルヴェル
  当店販売価格¥12509(税込)

おすすめ度:★★★★★
一言:実りあるマリアージュです。


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ナパ・ワインとクラシック音楽雑談

ナパ・ワインとクラシック音楽雑談

ワイン専門店ピノ ノワールからおすすめのナパワイン。

専門店として様々なお国のワインを扱っているのが魅力。

そう、魅力です。

 焼津 123


当店人気断トツのナパワイン。

売れ筋は日、週、月、年と変化する。

日本には豊かな四季があるので尚更である。

しかし、一定の人気を保つワインも存在する。

それが、これだ!!(太く説得力ある声)

★ 2012 カベルネ・ソーヴィニヨン
  ホーニッグヴィンヤード&ワイナリー
  カベルネ・ソーヴィニヨン主体にPV少々。

ピノさん:いや~印象的なパナですね。

C氏:ピノさんに紹介して頂き満足です。

ピノさん:ナパの西ラザフォード産のCSですからね。

C氏:そうなんですか?

ピノさん:ナパの東、西側は味の傾向が違うから興味深いですよ。

ピノさん(情熱的に)ホーニッグはラザフォードの良さが表現されています。

C氏:濃厚ですがバランスがいいですね?

ピノさん:気付かれました。

ピノさん:斜面が東向きでやさしい日差しが成熟をゆっくりとさせるからですよ。

ピノさん:ナパも日々進化してます。

C氏:このワインを飲んで痛感します。

C氏:ところでBGMで流れている音楽は?

ピノさん:ベートーヴェンの第8番です。

C氏:面白い選択ですね?

ピノさん:そうですね。
あまりコンサートで演奏されませんが素晴らしい作品です。

ピノさん:有名な第7番と第9の間で埋没気味なシンフォニーです。

C氏:ですがベートーヴェンが一番気に入っていた作品ですよね。

ピノさん:そうなんです。古典回帰してリラックスした仕上がりです。

ピノさん:そう言えば、先日ティーレマン指揮、ウィーン・フィルで聴きました。
ウィーンフィルが歌っており良かったです。コンマスのキュッヒルはいいです。

C氏:私も聴いてみます。いつの演奏ですか?

ピノさん:私は日本公演の音源で聴きました。2013年11月17日です。

ピノさん:この日は第9も演奏しています。

Cさん:第9は終楽章しか聴いたことがありません。

ピノさん:それは勿体無い。
第9の第1楽章、傑作です!!
第9は第1楽章に相当な価値があるのです。
第2楽章はある意味、凡庸。
終楽章も第1楽章があるから開花するのです。
すいません、熱が入りまして。

C氏:いいですよ。ピノさんらしいです。

ピノさん:そうですか。
で、その日の第9ですが、重要であるバリトンはロベル・ホルです。
ハンス・ホッターから薫陶を得た名バリトンです。
クレンペラー指揮の第9でホッターは歌っています。
オケはフィルハーモニア管弦楽団です。
クレンペラーの哲学的第9で威勢のあるホッター節を披露しています。
あそこまでの存在感はホルにはありませんが、それは師譲りでしたよ。

ピノさん:しかしホッターはオーバーワーク気味なんですよ、いつも。
ワーグナーのヴォータン役は、はまり役なんですがね。

Cさん:ところで、ピノさんはフルトヴェングラーが好きですよね。

ピノさん:そうです。
先日、とある△校の音楽教師と真剣音楽雑談をしたのです。
その教師はフルトヴェングラーを全く理解していない。
楽譜と違う、と。
まっ、音楽教師が言う最もな返答だと思いましたよ。
ですから、クラシック音楽離れが進むのだと思いました。
しかもフルトヴェングラーは生粋のドイツ人だけどね。
文化とは、その文化を造った民族や圏内の血だからね。
歌舞伎をドイツ人が批判しても、様にならない。
彼がフルトヴェングラーのブラームスの第4番聴いたら気絶するよ。
非常識だって。
今度、聴かせてみます。

C氏:ピノさんは悪趣味ですね。

ピノさん:ハッハッハッ!!

ピノさん(ワイン専門店ピノ ノワール店主、ワインとクラシック音楽を溺愛)

Cさん(ワイン専門店ピノ ノワールの熱血常連さん何でも興味津々な方)


【簡コメント】

濃い色調。

粘性が高く温かく日照時間を十分に得られたと推測できる。

カシス、ブラックベリー、モカの香り。

そしてアメリカンオークからの甘さを感じるバニラのニュアンス。

しかもバランスは絶妙でリズム感すらある。

ナパの西ラザフォード、品質の高いCSを産出する。

斜面は東向きでありゆっくりと成熟する。

ここがポイントである。

ストラクチャーのしっかりとしたわかりやすい仕上がり。

ホーニッグのSBは低温醗酵から綺麗で透明感のある仕上がり。

しかしCSは濃厚でしなやかなタイプ、対照的で興味深い。

ですから季節、季節に人気があるホーニングなのかもしれない。

人気度:★★★★★
満足度:★★★★★
ピノさんから一言:健康なうちに飲め!!















本能寺の変 431年目の真実

本能寺の変 431年目の真実

ワイン専門店ピノ ノワール店主からおすすめ書籍のご案内。

毎月、数多くの書籍を乱読する私。

タイトルから興味が沸いて購入する場合や趣味から派生して購入する場合。

また、暇潰しに購入する場合と様々です。

そんな乱読人間の私が、ご推薦する書籍は歴史の何故。

 焼津 13

歴史上で興味深い事件は多い。

私的には、本能寺の変と近江屋事件である。

テレビ、雑誌、書籍でも本能寺に関するテーマは盛んである。

著者の明智憲三郎氏は光秀の子孫らしい。

かなり詳細に研究されており読み物としては面白い。

歴史は時の権力者によって造られる。

ですから、後世の私達に真実が正確に伝わってはいない。

何故、光秀は信長に謀反を起こしたのか。

土岐氏再興と大陸進出を阻止するため著者説。

何故、信長は少人数で本能寺で休んでいたのか。

家康殺害を計画し安心させる為のカモフラージュ著者説。

しかし秀吉、家康は本能寺の変を事前に察知し行動していた。

そのキーマンは?

など独自の見解を披露。

かなり簡単に書きましたが、内容は凄く濃いのであしからず。

一読価値あり!!

おすすめ度:★★★★
難易度:内容が濃く読解は時間がかかります。
ですが、興味のある説で価値有り。















ラヴェルのピアノ協奏曲とシャルドネ

ラヴェルのピアノ協奏曲とシャルドネ

ワイン専門店ピノ ノワールからおすすめのマリアージュ

 焼津 15

フランスの作曲家は才能、個性が多彩である。

その中でもフランス音楽の雄と言えばどビュッシーとラヴェルであろう。

ラヴェルはインスピレーションから作品が創作される。

絵画であったり詩であったり様々である。

彼の重要作品である交響詩「海」。

葛飾北斎の浮世絵が影響していると言われる。

因みにベートーヴェンは自然から影響を受けた作曲家。

彼の散歩好きは有名。

ドビュッシーがピアノ・コンチェルトを書かなかったのに対し、
ラヴェルはとてつもない名曲を二曲残した。

戦争のために右手を失ったピアニストの為に作曲した作品。
それが後世でも傑作の誉れ高い、左手のためのピアノ協奏曲。

そして純粋なピアノ協奏曲だ。

数々あるピアノ・コンチェルトの中でも素晴らしい出来である。

初めて聴いただけでも夢中になる作品である。

ですからクラシック音楽初心者の方でも十分堪能できる。

特に終楽章は、ガーシュインのラプソディ・イン・ブルーのように
ジャズの影響が色濃い。

サンソン・フランソワはラヴェルも得意としていた。

煙草、酒、女性そしてジャズを愛したフランソワの感性には合う。

ラヴェルのピアノ・コンチェルトを流しながら、シャルドネを頂きたい。

☆ 2012 オーヴァールック シャルドネ。

豊かな味わいで心も豊かになる。

ラヴェルの濃密で革新的であり洗練された作品にはブルゴーニュより
カリフォルニアのシャルドネがいい。

熟した果実にバターやヨーグルトのニュアンス。
マロラクティック醗酵からの由来のアロマがいい。
皆様がイメージするアメリカワインである。
中域のタフさや余韻の表情加減が絶妙な技のあるワインである。

★ ラヴェル作曲
  ピアノ協奏曲ト長調
  1960年7月 サル・ワグラムで録音

ラヴェルと濃密シャルドネはいいね。

おすすめ度:★★★★★










最高のショパン弾き

最高のショパン弾き

ワイン専門店からクラシック音楽のご案内。

 フランソワ


ショパンの音楽は若い年齢では理解ができない。
多感で大きな夢を描いている思春期でも理解は無理に思う。
理解しづらいではなく無理だと思う。
人生の酸いも甘いも体験しないとわからないのである。
年を重ねてくるとショパンの旋律に胸が打たれるのだ。
それは自然の成り行きなのかもしれない。
ショパンには他の作曲家とは違う感性が流れているからね。
感性とは人生経験で研がれるものだからさ。

ショパン節は感極まるね。

フランソワ2
22枚組CDセット

ショパンを得意としているピアニストは多い。
しかし真のショパン弾きは少ないのである。
サンソン・フランソワは別格のショパン弾きである。
快楽主義者としてつとに有名。
酒、煙草、女性を愛しジャズも愛し楽しんだ。
ショパン以外も素晴らしく流石、コルトーに才能を認められただけある。
ラベルやリスト、ドビュッシーなどをレパートリーに据えています。
時代的にモノラルやステレオ録音となる。

ショパンは短い生涯ながらも実に身の詰まった人生を送った人。
様々な事柄から影響を受け流暢な作品は創作される。
フランソワの名演の一つ革命はロシア軍によるワルシャワ陥落を知り
激情うねる感情で書かれた。
そしてバラード第1番。
人気の高い第1番、祖国の詩人ミツキエヴィチの詩に触発された。
1960年の録音が最上である。
スケルツォ第2番も婚約解消と愛と憎しみの二面性。
勿論ショパンのピアノ協奏曲第1、2番も必聴である。
第1番は1954年第2番は1958年の録音が最上である。

そしてラヴェルのピアノ協奏曲もテクニックが冴える演奏。
録音状態がいまいちですが1960年録音がいい。
天才ラヴェル、そのインスピレーションは素晴らしい。
プロコフィエフのトッカータハ長調。
店内で流しても少し理解されない難曲なれどわかる人にはわかる名曲。



ミュンシュ指揮のシューマンのピアノ協奏曲。
これも捨て難い演奏である。

最後にフランソワのベートーヴェンは私的には落第点を与えたい。
奇演に興味のある方はどうぞ。







ワシントン州の白

ワシントン州の白。

ワイン専門店ピノ ノワールから素敵なワインをご紹介。

 焼津 12


おいしいワインを探し出し店頭に並べるのは醍醐味以上である。

ワイン達も正統派ワイン専門店の棚に並んでこそ価値があると理解している。

歯ブラシもある牛乳があるでは単なるスー△ー。

あっトイレットペーパーもあるね。

焼酎もあるビールもあるでは単なる△屋。

あっ乾き物も置いてあるね。

やはり純粋なワイン専門店でワイン達も笑顔で待っていたいのだ。

と、お待たせ致しました本題です。

日本ではまだ認知度が低いワシントン州のワイン。

しかしカリフォルニア、オレゴンそしてワシントンは素晴らしい産地である。

ワシントン州のコロンビア・ヴァレーAVA。

ワシントンのリーダー的存在であるゴードン エステート。

その中で有機栽培のシャルドネを使用し造られたキュヴェを厳しく選別。

最終的には半分しか瓶詰めされない。

こんな所からもこのワイナリーの姿勢が垣間見れる。

熟した洋ナシ、カリン、ユリのニュアンスに旨みエキスたっぷり。

一言で表すのであれば、わかりやすいワインである。

しかしこの表情の裏側にはしっかりとしたミネラルも感じます。

香りや味わいは人的に造りだす事も可能な昨今。

しかし余韻はまだまだ人間に支配されない領域。

その余韻が鉱物的ニュアンスを含み実に印象的である。

☆ 2013 シャルドネ リザーブ
  ゴードン エステート

印象度:☆☆☆☆☆
一言:ワシントンの白はおいしいな~・・。
















贈答にもいいね。

贈答にもいいね。

ワイン専門店ピノ ノワールから贈り物にも最適なピノをご紹介。

焼津

贈り物って悩みます。

私は悩み過ぎて夜も眠れずお腹が痛い。

それもキリキリする・・・・・。そんな方。

それでは早めに決めるのが肝心。

おせんべもケーキも在り来たりだし。。。

ではではワインがいいんじゃない!!

と序文は無事に終わりました。

ではでは本線へ。

ピノ ノワールが堪らなく旨い。

澄んだ空気に冷気がまたいい。

ですからブルゴーニュが恋しくなりませんか!!

なるでしょ、なるでしょ、なるでしょ!!

おすすめのブルゴーュを言っちゃおうかな。

照れ屋な私ですが、言っちゃいます。

バ・・バ。。。。バッ

バク転んん・・・。

間違えました。

バターフィールドのブルゴーニュです。

ミクロネゴシアンである。

カナダのトロント、あの有名なピアニスト、G・グールドを思い出す。

小澤征爾さんと村上春樹さんとの対談本で、グールドを
本場ヨーロッパ生まれでないから自由な発想を持てる。
そんなニュアンスを語っていた。

バターフィールドもトロント生まれでブルゴーニュで研鑽を積む。

自由な発想の持ち主である。

印象的な「B」のエティケット。

「Beaune」「Beautiful」そして「Butterfield」の頭文字から。

さすがに彼のボーヌワインは感性がいい。

溢れるフィネスと旨みエキスいっぱいである。

ですから贈答としても確かな贈り物となります。

私の好きな2005年と彼曰く「戦いの年だった」と振り返る2012年。

★ 2005 ボーヌ プルミエ・クリュ
★ 2012 ボーヌ プルミエ・クリュ レ ブレッサンド

特にブレッサンドはバターフィールド渾身の作品である。
有名生産者も所有する銘醸畑である。

一飲みにも!!

贈り物にも!!

最高でしょ。

是非飲んで頂きたい度:★★★★★








感動的なブラームス

感動的なブラームス

ワイン専門店ピノ ノワールはワインのある生活だからこそクラシック音楽をご紹介致します。

ワインの傍らでセンス光る会話はその人の知性を感じさせる。

文章は人柄を表すとか、話し方でその人の育ちがわかる。

ですからワインを楽しみながらクラシック音楽や絵画の会話をしたい。

いきなりその手の高尚な会話は無理である。

ですから、芸術に造詣が深い小生が上手にエスコート。

2390.jpg

先日、感動的な演奏があった。

昨年11月15日である。

指揮者はネヴィル・マリナーである。

当時90歳。

オーケストラはN響。

椅子にも座らず立ちながらの指揮であった。

海外から珍品とは言わないが、誰だかわからん指揮者を招聘してくる同オケ。

ですが、今回は拍手である。

多分、オケのメンバーも学生時分に親しんだ指揮者に違いない。

それは大半の聴衆も同じである。

そうなると会場は独自の充実感に満たされる。

自ずと、演奏も格段に上質になるのだ。

ですから演奏後、聴衆は立ち上がり拍手を送っていた。

私なぞは涙がポトポト・・・、鼻水タラタラ・・・、であった。

最後はイギリス人紳士らしくコンマスと2人で退出し笑いを誘っていた。

また長寿は素晴らしいものである。

現在でも根強い人気であるドイツの巨匠フルトヴェングラーにも接している。

マリナーが、フィルハモニー管弦楽団に在籍していたときの話しである。

今ではフルトヴェングラーを知る貴重な人物となっています。

前半のベートーヴェンのヴァイオリン・コンチェルト。

この作品はソロ・ヴァイオリンは難しいが指揮は比較的容易である。

無難であった。が私の簡感想。

そして後半はブラームスのシンフォニーである。

第1番、ブラームスの力作である。

聴き所満載のロマン派最大最強の作品。

ですから聴衆も期待大である。

マリナーの年季の入った指揮、これがいい。

味わいが出てており豊かであった。これが私の簡感想。

表情やら僅かな動きに敏感に反応するのが最上のオケとするのならば。

まさに今回のN響はこれに該当する。

楽譜を追いながらのテレビ鑑賞でしたが、勉強になる指揮であった。

聴く度に新たな発見があるのがブラームスの作品である。

N響のメンバーも相当が入れ替わり進化なのか後退なのかしている。

音質は、以前より軽くなり重厚なブラームスは期待できなかった。

しかし、さすがマリナーという素晴らしい指揮者で熱が入っていた。

90歳にして、前後半と指揮する姿は感動的であった。

芸術音楽に触れる。

それは時に厳しく時に感動的である。

涙度:★★★★★
一言:生きてて良かった!!











イシラバのピノちゃん。

イシラバのピノちゃん。

ワイン専門店ピノ ノワールからピノ ノワールのこの1本。

画像1

誰だって、どなただってピノ ノワールが飲みたくなる。

それは、突然であったり、心の準備をしてからであったりする。

横断歩道を渡っている時、商談の最中で・・・。

「あっ、ピノ飲もう!!」これでいいのだ。

前置きはスムーズに完了。

ですから本題へ。

カリフォルニアの高品質ピノ ノワール。

冷涼なアンダーソンバレーがいい。

夜間の冷涼さが綺麗な酸を保つ。

毎年、保酸を必要としないAVAである。

地球温暖化の昨今では貴重な産地の一つである。

以前はカベルネ・ソーヴィニヨンなどが多く植えられていた。

しかし冷涼な気候に着眼。

現在では圧倒的にピノ ノワールが多い。

★ 2009 イシラバ レ レヴェル アンダーソンヴァレー 

米国のピノ ノワールの功労者ジム・クレデネン。
彼、存在ある人物である。
そして樽製作の権威フランソワ・フレール社。
樽業界のゴッドである。
ピノ ノワール愛好家なら誰もが知る両者が造るワイン。

「これが米国のピノ ノワール」と一瞬驚いた。
本家ブルゴーニュのシャンボール・ミュジニイを想わす仕上がり。
しかもGC級である。
華やかで繊細、冷涼な地ゆえに凝縮感ではなくミネラルに富む。
少しタイトですがテロワールが最大限に表現されており抜群である。

評価:★★★★★
一言:最大限の賛辞を贈ります。

一飲みあれ!!

飲まな~あかん!!










ヴェネツィア共和国。

ヴェネツィア共和国。

ワイン専門店ピノ ノワール店主は物事に興味がある男である。

それはワイン、クラシック音楽、絵画、宇宙、女性と幅が広い。

あっ女性は余分でしたね・・・・・。

 画像1

私の尊敬する過去の国。

いやいや、今でも建築、絵画、音楽と私達を楽しませてくれる。

素晴らしいのは政治もそうである、独裁者を輩出できない体制。

そして圧倒的な経済力、一時は東地中海の覇者として君臨。

貿易立国であったがスペインなどが台頭し交易が霞む。

大地を求め工芸品が盛んな産業へと時代と共に変化する。

土地を求めることは、やはり小国には限界があったのかもしれない・・・・。

あの男が出現してしまう。

フランスの若き将軍ナポレオンである。

共和国末期ゲーテも関心した国も破滅してしまう。

古代ローマもビザンチン帝国も衰退し始めると歯車は止まらなかった。

巨象も意外と脆いものである。

末期は悲しい現状なのである。

栄枯衰退、この言葉だけを深く考えてしまう。

私の大好きな女流作家、塩野七さん。

彼女の珠玉の作品「海の都の物語」を読破。

この書籍は海の都の物語を読み終わった後には感動的である。

芸術も国際関係の糸として利用したヴェネツィア。

ティツィアーノはそれを代表する画家である。

スペインのカルロス5世、スペイン最強の王である。

ローマ法王、パウルス3世、改革の法王である。

そして、常にヴェネツィアが意識し外交をした先トルコ。

トルコとは緻密に、ある時は大胆に交渉した。

トルコ相手に外交のミスは許されないのである。

そのトルコのスルタンまでもティツィアーノは見事に描いている。

しかもスレイマン1世をである。

法をある意味遵守した偉大で最強のスルタンである。

威厳に満ち、ある意味知的でもある。

私が過去の偉人で会ってみたい人物でもある。

悠久の歴史を感じながら楽しめる1冊です。

★ ヴェネツィア物語
  塩野七生 新潮社

おすすめ度:★★★★
本棚に1冊あってもいい本である。






1歩二歩高級ワインは当店で!!
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ワインの種類は縦横無尽!!
   【店舗ご紹介】

ピノ ノワール店主

Author:ピノ ノワール店主
静岡県藤枝市
ワイン専門店ピノ ノワール店主。
(社)日本ソムリエ協会認定ソムリエ。
ワインとクラシック音楽に生涯をかけています。
近隣の焼津市、島田市、静岡市、浜松市や相良、御前崎からもご来店。
バッハからストラヴィンスキーまで幅広くクラシック音楽を溺愛。
自らもヴァイオリンを弾き人生に華を添えています。
そんな超個性豊かな店主ですが宜しくお願い致します。
銘器ヴィヨームと私
私がベートーヴェンのスプリング・ソナタを弾いている写真。(1991年)
1850年製の銘器 ニコラ・ヴィヨーム。
当店のHPは以下をクリックhttp://www.p-noir.com/

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【歴史】
創業明治37年
酒造業から酒類問屋を経て新たにワイン専門店としてがんばっております。
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【会社情報】
ワイン専門店ピノ ノワール
(株)杉井隆治商店
創業明治37年
会社設立43年
平日:11:00~20:00
祝日:11:00~19:30
定休日:水曜
   :25日直前の火曜日
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