fc2ブログ

■ 私的クラシック音楽ご指南致します。(静岡 ワイン)

■ 私的クラシック音楽ご指南致します。(静岡 ワイン)

ワイン専門店ピノ ノワール店主は、三度の飯よりクラシック音楽好き。

そんな私が初心者の方に聴きやすい作品をご紹介致します。

クラシック音楽を難しいと思っている人も多い。

音楽室で威厳たっぷりな肖像画の方々。

【わかります。】

髭を蓄えたドボルザーク。

私だってクラシック音楽初心者であったら、かなりビクビクするだろう。

この人は現代で言うメロディーメーカーで耳に残るやさしい旋律を多く残しています。

ウェーバーだってヘンテコな髪型で見る者を驚かす。(肖像画にもよります)

本人は、全くそのつもりはありませんが・・・・・・・。

たまに町で似たようなウェーバー・カットな人を見かけます。

この人だって、全くそのつもりはない。ヘアー技術が向上し今はあまり見かけません・・・。(笑)

しかし、クラシック音楽初心者の方でも素直に「いいね」と言える作品は数多くあります。

そんな聴きやすい作品を多く鑑賞すると自然とクラシック音楽好きになる。

クラシック音楽好きになれば、いよいよ憧れのクラシック音楽通。(失笑)

そのクラシック音楽通も尊敬する自称指南役の私(爆笑)

では、聴きやすい作品をご紹介。

★ ドボルザーク 弦楽四重奏曲 第12番 アメリカ

演奏者がとても大切ですが、今回は抜き。

でうしても、おすすめ演奏者を知りたくて寝不足、食欲不振になってしまったら店内でお答えします。

1892年に彼がアメリカのナショナル音楽院の院長を引き受け渡米。

そこで、出会った黒人霊歌、ブルースなどに刺激を得た。

同時に、極度のホームシックに掛かりながらも米国で祖国チェコ人との交流から生まれた傑作。

青年シューベルトとマリアージュ(藤枝 ワイン)

■ 青年シューベルトとマリアージュ(藤枝 ワイン)

ワイン専門店「ピノ ノワール」ならではの大人noマリアージュ

白黒フィルムの映像、
カナダの自宅でピアノの銘器チッカリングを弾きながらグールドがある音楽家と会話。
グールドがシューベルトの交響曲第5番を弾きながら「シューベルトらしい音楽だ・・・」と体を大きく揺らし
気持ち良さそうに弾いていた。
あの光景が、とても印象的だった。

☆ シューベルト
  交響曲第5番 変ロ長調 D485
  カール・シューリヒト 指揮
  ウィーン・フィル
  1965年4月24日(ライブ、モノラル録音)

シューベルト後期の作品らしい重さや憂いを感じさせない名曲。
なんと言っても19歳、青年シューベルトが希望を持ち微笑んでいる。
温かみもあり素直で心地よく私の好きなシンフォニーの一つです。
古典派の様式ながらもそこにはシューベルトらしい雰囲気を醸し、以降の傑作第7番「未完成」や
大作である第8番「ザ・グレート」につながる作品でもあります。
指揮者は、カール・シューリヒト。
私が敬愛するフルトヴェングラー博士と同じ位その演奏は突出しています。
端的で説得力ある音色は、シューリヒト独自の色彩で聴き手を魅了する。

【Select】
6371.jpg


 2009 ブルゴーニュ ブラン
 ラトゥール・ジロー

ACムルソーの境界線近くの区画、そしてムルソーの名手だからか、とてもACブルとは思えない。
「プティ・ムルソー」と言うべきか、「ムルソーっぽいACブル」と言いましょうか。
カリン、リンゴの蜜、ミネラルと芳醇な香り、ほんのりオイリーで充分な果実味。
しかし、そこはACブル気軽さもありとてもシューベルトの第5番に合う。

別次元のACブルと若きシューベルトの天真爛漫な表情が交差する素敵なひと時でした。

悪魔のトリルをお聴ききなさい。(焼津 ワイン)

■ 悪魔のトリルをお聴ききなさい。(焼津 ワイン)

ワインのある生活だからこそ当店ではクラシック音楽をご紹介致します。

2390.jpg


私の好きな作品、タルティーニの【悪魔のトリル】。
この作品は、独自の色彩を放ち約300年経った今でもヴァイオリン・リサイタルでは取り上げられる。

☆ こんな逸話があります。

タルティーニが就寝していると夢の中で、
「悪魔に魂を売り、それと引き換えに素晴らしいソナタを書かせてもらう」。
「その夢からトリルの部分を思い出しその日のうちに作曲した」と・・・・・。
真実はともかく、それ位ミステリアスなソナタです。
トリルとは主要音とその二度上の音を素早く交互に奏することですが、タルティーニはその音楽理論
から素晴らしい作品が多くヴァイオリンのボーイングにも多大な貢献をしています。

クラシック音楽は、その歴史から作曲家、作品の背景、時代など様々な事がわかります。
そのような観点からクラシック音楽を楽しむとより理解できます。
勿論、私が愛するワインも造り手の考え、テロワール、醸造法を踏まえ楽しむのと同じです。

★ 異彩を放つ「悪魔のトリル」の【オススメ】

旧ソ連の偉大なヴァイオリン弾きであるダヴィッド・オイストラフ。
あの巨体から生み出される音色は圧巻。
私の年齢ではダヴィッド・オイストラフを生で聴く事はできませんでしたが、息子のイーゴリーを
東京芸術劇場で聴く事ができました。
しかもかなり安いチケットだったと記憶しています。
曲目でワクワクしたのが、ヴァイオリン・ソナタの超傑作であるフランクのイ長調でした。
父親譲りの体格から芸術劇場の二階席の私の心まで響く音色。
素朴な人柄に見えたイーゴリーは純粋にフランクの傑作を聴衆に届けていました。

当時、私もヴァイオリンを勉強しており大変に感銘を受け自室にイーゴリーの写真を貼っていた位です。
それと音楽室に捨てられていたブラームスの肖像画。

シューベルト 冬の旅と古酒(藤枝市のワイン専門店~)

■ シューベルト 冬の旅と古酒(藤枝市のワイン専門店~)

ワインのある生活だからこそ当店ではクラシック音楽をご紹介致します。

贅沢にも四季を楽しめる日本。
季節季節に合うワイン、料理、音楽をじっくりと味わう事はより一層、季節を感じる。

本格化した寒さにブルゴーニュワインは一段とおいしさと深みを与えてくれる。
深々とした寒さにシューベルトのリートが恋しくなる。
しかも久しぶりにレコードで・・・・
声楽はやはり針を通しての温もりが一番なんだな。

☆フランツ・ペーター・シューベルト(1797~1828)享年31歳。
ロマン派を代表する大作曲家ですが、その人生があまりにも短いのが残念です。
しかし、後世の私達に名曲を数多く残してくれています。
この「冬の旅」は、ミュラーの詩をもとにシューベルトが手を加え作曲。
すぐれた歌曲はすぐれた詩によって生まれる点で、まさに模範例。
「冬の旅」の特徴として、伴奏のピアノが、たんなる伴奏ではなく詩の風景を音にして表現されている事と
ロマン的気持ちが写実的な動画のように描かれている点です。

この季節にワインを飲みながら冬の旅を鑑賞する。

6171.jpg


☆ おすすめレコード

  ハンス・ホッター(バリトン)
  ジェラルド・ムーア(ピアノ)

☆ 合わせたいワイン

  1993 ブルゴーニュ ドメーヌ ミッシェル ゴヌー

シンプルでありながらブルゴーニュらしさのあるゴヌーのエティケット。
生み出されるワインもまたクラシカル。
ゴヌーのワインは熟成を経て本来の姿を現します。そこがシューベルト「冬の旅」に合うのかも・・・・
紅茶、キノコ、土などのブーケが漂います。
しかも93年という良好ヴィンテージならではの果実の香りもしっかり残っているのもゴヌーらしい。
熟成を経て丸みの帯びた酸味、タンニンがこのシューベルトの作品をやさしく包みます。

☆因みに、シューベルトは気さくで人柄がよく大のワイン好きというかアルコール好きだったらしい。
私は彼とお会いした事はありませんのでちょっとした「うわさ」ですけど。
「シューベルトさん、節度を持ってワインを楽しみましょうね」

 

推薦:この第9を聴け!!(焼津 ワイン)

■ 推薦:この第9を聴け!!(焼津 ワイン)

ワイン専門店ピノ ノワール店主が推薦するベートーヴェンの第9演奏。
研究材料、いや失礼しました演奏が無数に存在する作品。
それだけ、聴衆に支持をされている証拠です。

6169.jpg


☆ レナード・バーンスタイン:指揮
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  ギネス・ジョーンズ(S)
  ハンナ・シュヴァルツ(A)
  ルネ・コロ(T)
  クルト・モル(Bs)
  1979年 ウィーンでのライブ録音

この録音は、バーンスタイン61歳とまさに音楽家として成熟した名演です。
私が思うに指揮者は60歳以上からが面白い。
若い時の冒険心、遊び心、虚栄心などが消え、ある意味聴衆や作曲家の意図を深く感じ
謙虚な演奏になる。

1989年のベルリンの壁が崩壊した時演奏するなど、バーンスタイン自身も得意としていた作品。
この時の演奏は、全体として堂々とした印象を受けますが実は細部に渡り緻密に演奏されています。
それには、ウィーン・フィルという素晴らしいオーケストラの実力無しにはありえません。
それにしても、マエストロとウィーン・フィルの相性は抜群。
この組み合わせでブラームス、マーラー、シューマンの録音は感動的演奏です。

バーンスタインはアメリカ的と強く思われています。
ニューヨーク・フィルのデビューは突然の代役で大成功。
しかも、アメリカ生まれの同オケの常任指揮者は初。
そして、ウェストサイド物語などミュージカル作曲家のイメージがよりアメリカを象徴してしまった。
しかし、そのことが誤りであり正当な解釈をする指揮者だと私は確信しています。

第9の終楽章の断片を聴くのではなくやはり全楽章を聴いて、
この音楽の持つ奥深さや魅力を感じてほしいと思います。
ベートーヴェンの壮大な音楽、人間愛などきっと聴くあなたの心を捉えると思う。

☆ バーンスタイン(1918~1990)
ユダヤ系アメリカ人で音楽的才能は、とても豊かであり作曲家、指揮者として活躍しました。
また若い有能な音楽家を育てるなど後進の指導にも才能を発揮した。

 第9だってノリノリで聴けばいい。(藤枝 ワイン)

■ 第9だってノリノリで聴けばいい。(藤枝 ワイン)

ワイン専門店ピノ ノワールからワインのある生活だからこそクラシック音楽をご紹介致します。

クラウディオ・アバドの全盛期はベルリン・フィルの首席指揮者以前だったように思う。
それとベルリン・フィル首席指揮者を退いてから。
要するにベルリン・フィル以外だ。
世界最高峰のオケの重圧をプレッシャーに感じての指揮は難しかったのかもしれない。
しかも、アバドが可哀想なのはカラヤンの後任。
その点サイモン・ラトルはやりやすいに違いない。

ベルリン・フィル時代のアバドの演奏~これがアバドだ。

この演奏は面白味に欠けますが、合唱団が素晴らしい。すいません。
アバドはスウェーデンの合唱団がお気に入りなようで合唱が導入された作品では登場する。
澄み渡る歌声は聴き手を魅了しレベルの高さに驚嘆します。

☆ ベートーヴェン
  交響曲第9番ニ短調
  ジェーン・イーグレン(S)
  ヴァルトラウト・マイアー(A)
  ベン・ヘップナー(T)
  ブリン・ターフェル(Bs)
  スウェーデン放送合唱団&エリック・エリクソン室内合唱団
  1996年録音

6165.jpg


気軽に鑑賞するにはこの位の演奏がいい。
あまりに名演だとそれに集中してしまう。
アバドの大病後の姿には正直驚きましたが、晩年の域に入った彼らしい演奏で聴衆を魅了しています。
特にバイロイト祝祭管弦楽団とのブルックナーはしびれました。
最近のアバドは好演が多く目が離せません。

第9を気ままに語らせて・・・・。(静岡 ワイン)

■ 第9を気ままに語らせて・・・・。(静岡 ワイン)

ワイン専門店ピノ ノワールからワインのある生活だからこそクラシック音楽をご紹介致します。

ベートーヴェンの第9。
それこそ、名演、奇演、良演、愚演と様々。
印象的であったのは、ベルリンの壁が崩壊した時のバーンスタイン指揮での第9。
それ以上に、私に決定的な衝撃を与えたのは第9の金字塔と言われるフルトヴェングラーの第9だ。
忘れもしない演奏日1951年7月29日。(勿論、私はモノラル録音のLPで聴きました。)
これも歴史的に意味があります。
第二次世界大戦後、初のバイロイト音楽祭の初日に演奏されたものです。
ワーグナーの楽劇の前に演奏される唯一の作品。
天才であり自信家ワーグナーも認め尊敬したベートーヴェンの偉大な作品。

☆ ベートーヴェン
  交響曲第9番ニ短調
  シュワルツコップ(S)
  ヘンゲン(A)
  ホップ(T)
  エーデルマン(Bs)
  バイロイト祝祭管弦楽団

6159.jpg


よく戦後にこれだけの歌手陣を揃えたものだと感心。
全体に神秘的なインスピレーションを感じる演奏。
細かく、分析すればきりがありません。ですから大雑把に聴き所を。
第1楽章、514小節のオーボエはベートーヴェンの横顔が迫リ来る。
その場にいたら映画館ではないが、スクリーン的な実物感がある。
そして、最も驚くのが最終楽章、330小節のモルト・テヌートですが、長い長い長大だ。
何と約12秒もある。神の前にと、願いは強い。
続く休符の静かさ。無音の緊迫感。
この辺りは絶妙の二文字なのだ。
ディテールにこだわり鑑賞すると見えてくるクラシック音楽の世界。
特に第9は録音が沢山ありワイン用語で言う「平行」、「垂直」を堪能できます。
そして、ベートーヴェンの逸話は多くあります。
しかし、着色されたエピソードも多く存在する。
明らかな事は、その作品に込められた深い思い。
それを大切に鑑賞しましょう。

■ 哲学的第9で問う(藤枝市のワイン専門店~)

■ 哲学的第9で問う(藤枝市のワイン専門店~)

ワインとクラシック音楽好きの私からこの第9を聴かないと年は越せないぞ企画。

いつも思うのが、年末に第9、そして第4楽章だけを聴くのはこの偉大な作品の素晴らしさを理解
できないなと・・
全楽章を聴いてこそ第9の素晴らしさは見えてきます。
ですが、
小分けして聴いてもその素晴らしさは体験できると思います。
そして、年末のイメージはあまりに悲しすぎるベートーヴェン最後のシンフォニーは堂々たる
シンフォニーの巨人であり後世の作曲家に多大な影響と畏怖の念を与えた恐るべきものです。

☆ 交響曲 第9番ニ短調 OP125

  クレンペラー 指揮
  フィルハーモニア管弦楽団
  ノルドモ・レーヴベリ ソプラノ
  クリスタ・ルートヴィヒ メゾ。ソプラノ
  ワルデマール・クメント テノール
  ハンス・ホッター バリトン
  1957年Oct

6164.jpg


クレンペラーの音楽はつかみどころが無く無機質に感じられるものも多い。
マーラーにも認められたその実力は本来はもの凄く彼の人間性が誤解やら騒動となりそれが指揮振り
にも影響していたのかもしれません。
しかしこの第9はホッターなど当時一流の歌手を揃えクレンペラーにしては「少し私の解釈、表現の凄さを
見せてあげよう」と言わんばかりの力演。
第1楽章は私が最も好きな楽章547小節をもつソナタ形式。
聴き所満載。展開部でのベースの動きは必見。
第1楽章も終わりに近づく516小節のオーボエは切なく心に沁みる。
ベートーヴェンは同時に違う性格のシンフォニーを作曲しましたが第9に関してはこの作品に思いの
統べを託しそのメッセージは強烈。
第2楽章はvivaceの通り活発な楽章でありリピートが多く譜面を追うのに一苦労。
第3楽章。意外とベートーヴェンはメロディーメーカーで、美しい旋律が絡みます。
第4楽章はやはり
ホッターに感心がいってしまう。
ホッターはドイツレクイエムをやろうがドイツリートを歌おうが何故かスケールが大きいというか過剰演出
なのが気になりまが・・・
ワーグナーの楽劇世界のヴォータンがやはりはまり役。

それにしてもクレンペラーの音楽は難しく現代の演奏家が持っていない「頑固さ」を感じます。

クラウディオ・アバドを偲んで。(藤枝 ワイン)

■ クラウディオ・アバドを偲んで。(藤枝 ワイン)

クラウディオ・アバドさんが死去した。
魅力的指揮者枯渇時代に於いてカリスマ性を持つ数少ない指揮者でしたからとても残念。
若かりし頃のアバドは指揮ぶりも容姿も綺麗で華のある人でした。
ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートにも登場し素敵なシュトラウスを楽しませてくれた。
優雅でエスプリの効く洗練されたワルツ。
この優雅さはクレメンス・クラウスやカラヤンそしてエーリヒ、カルロス・クライバーしかいまい。

カラヤン後のベルリン・フィル芸術監督就任は正直とても驚いた。
私はバレンボイムかマゼールが順当だと思っていたからだ。それと音楽性が違うでしょ、とも。
しかし世界的知名度、そして人気が芸術監督へ押し上げアバド自身も世界トップオケの誘惑に負けた。
誰が何と言おうと世界トップのオケはベルリン・フィルなのだから。
アバドはベルリン・フィルの首席指揮者でドイツや旧オーストリア帝国以外の門戸を開けた人物となった。
私の予想は外れて欲しかったが、悲しいかな的中だったと思う。
ベルリン・フィル時代のアバドは少し精彩に欠く。
プレッシャーを感じながらの指揮に違いない。
ドイツ物は深みが足りずどこか物足りなかった。
そもそも重厚な音色のオケにイタリア出身でサラリと演奏するアバドとは水と油。
音楽に大切なハーモニーは基本部分にずれが生じていたのだ。

彼はロンドン時代が一番輝いていたし、ベルリン・フィル退任後のルツェルン祝祭管弦楽団や
若手中心のマーラー室内管弦楽団を指揮はとても素晴らしかった。
ベートーヴェンの交響曲第3番やブラームスの悲劇的序曲、ブルックナーなどとても感銘を受けました。

アバドさん、安らかにお眠り下さい。
クラシック音楽界の巨匠が、また1人去り楽壇もさみしくなるな。

奇才芸術:春の祭典、垂直聴きを楽しむ。(藤枝 ワイン)

■ 奇才芸術:春の祭典、垂直聴きを楽しむ。(藤枝 ワイン)

ワイン専門店ピノ ノワール店主は三度の飯より初恋のさちえちゃんよりクラシック音楽が好き。
そんな私~

2390.jpg


★私の好きな作曲家ストラヴィンスキー作曲

バレエ音楽“春の祭典”1913年版

バレエ音楽“春の祭典”1967年版                     
               デーヴィッド・ジンマン指揮
             チューリヒ・トーンハレ管弦楽団                

  スイス・チューリヒ トーンハレで収録       
                   (2013年6月9日)
  (スイス放送協会提供)                

この企画、最高でしょ。
初演版と1967年改正版の聴き比べ。
ワイン用語でいう垂直聴きだ。
ポンソのクロ・ド・ラ・ロシュの垂直飲みに匹敵する。
2013年6月9日、スイスでのコンサート、因みに私は自宅で録音鑑賞ですが・・・・・。

第1次世界大戦突入手前の荒廃した世界でこんな傑作が誕生するなんて。
1913年の初演時は大騒ぎであったのもわかる。
私も10代で初めてこの作品を聴き、気分が悪くなった経験を持っています。
初演から100年以上たっても色褪せぬ傑作。
演奏され続けるのが名曲の必須条件ならば、正に名曲中の名曲。
春の祭典は、カラヤンから世界の小澤まで数多の音源が存在する。
世界の小澤がシカゴと演奏した春の祭典もなかなかいい。し、
初演したモントゥーが後に録音した貴重な音源も存在しますが、これも凄い。

本線へ。
初演版のほうが、荒削りで興味深かった。
67年版は楽器も増えたように感じました。
しかし現在華々しく活躍するジンマンとチューリヒ・トーンハレ管弦楽団の演奏は感性にビシビシ来る。
演奏機会の多い67年版は改訂を重ねた分、聴きやすい響きですが21年、初版第2稿、47年版の
垂直聴きもしてみたい。

日本のオケもこの企画をやって下さい。
槍が降っても、雹が降っても、電車が止まっても海を泳いで聴きに行きます!! ハイ!!

是非、一聴きあれ!!
1歩二歩高級ワインは当店で!!
dddddddddddd.jpg
VISA,Mastercard対応
ワインの種類は縦横無尽!!
   【店舗ご紹介】

ピノ ノワール店主

Author:ピノ ノワール店主
静岡県藤枝市
ワイン専門店ピノ ノワール店主。
(社)日本ソムリエ協会認定ソムリエ。
ワインとクラシック音楽に生涯をかけています。
近隣の焼津市、島田市、静岡市、浜松市や相良、御前崎からもご来店。
バッハからストラヴィンスキーまで幅広くクラシック音楽を溺愛。
自らもヴァイオリンを弾き人生に華を添えています。
そんな超個性豊かな店主ですが宜しくお願い致します。
銘器ヴィヨームと私
私がベートーヴェンのスプリング・ソナタを弾いている写真。(1991年)
1850年製の銘器 ニコラ・ヴィヨーム。
当店のHPは以下をクリックhttp://www.p-noir.com/

最新記事
カテゴリ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

リンク
嬉しいお知らせ

  300 221
VISA,Mastercard対応
贈答に如何!!
週末、休日にワインのある生活。
記念日に、友人に恋人に!!
詳細は【クリック】
月別アーカイブ
贈答用ワイン承ります。
ワインの種類は縦横無尽。
ですから、たくさんのワインから選べる楽しさがある。 知識、経験豊かな(社)日本ソムリエ協会認定ソムリエが責任を持っておすすめワインをセレクト。
ソムリエ協会
【歴史】
創業明治37年
酒造業から酒類問屋を経て新たにワイン専門店としてがんばっております。
【クリック】
ブログ富士勢い
【会社情報】
ワイン専門店ピノ ノワール
(株)杉井隆治商店
創業明治37年
会社設立43年
平日:10:45~20:00
祝日:10:45~19:30
定休日:水曜
   :25日直前の火曜日
【便利】
各種カード対応。
ポイントを貯める。
高額ワインは数回に分けての支払いもできます。
カード
【地図】クリック!!
藤枝市城南2-8-8
地図
【お勧め】ロゼ
おすすめ!!
カキと合わせてね!!
dsdssdsdsddsddsdd.jpg
【お知らせ】
★ 贈答できます。
当店名入り専用包装紙
贈答用は人間関係潤滑油。
300 221
常時対応できます。
2021年5月
【営業日】
2023年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
が定休日です。
検索フォーム
QRコード
QR